オンライン言語リハビリ - 言語聴覚士のお仕事 - Page 6( 6 )

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【事例から学ぶ】意思表出の重要性

【事例から学ぶ】意思表出の重要性

今回は意思表出の重要性について、事例を紹介しながら言語聴覚士の視点からお伝えしていきます。 (3)生活の事例「自分で何も決められない」: 意思表出の機会を奪われたまま成長今回は30代の女性の事例です。父が会社員、母親がパート勤務の家庭で育ち、小学高学年で事故にあいました。 高次脳機能障害の診断はつかず、退院したものの学...Read More
【事例から学ぶ】高次脳機能障害の長期回復と妻の役割

【事例から学ぶ】高次脳機能障害の長期回復と妻の役割

今回は高次脳機能障害の長期回復と妻の役割について、言語聴覚士の視点からお伝えしていきます。 急性期、回復期、生活期それぞれの事例を通じて考察してみましょう。​ (2)回復期事例「あのときは、すぐに仕事ができると思っていた」 長期回復と妻の役割 今回の事例は40代の男性です。妻と子ども二人、が大手スーパーの管理職として働...Read More
高次脳機能障害者と家族の心情からみる「中途障害」の難しさ

高次脳機能障害者と家族の心情からみる「中途障害」の難しさ

今回は、中途障害としての高次脳機能障害の、患者と家族の困難さを言語聴覚士の視点から書いていきます。 高次脳機能障害は、多くが脳の疾患や頭部外傷から生じる中途障害です。 健康な日々から急に障害者となることで、これまでのアイデンティティーが崩れ、将来の計画は白紙に。 この変化に戸惑い、 「どうしていったらいいのかわからない...Read More
見た目には分からない、でも理解が必要【高次脳機能障害】

見た目には分からない、でも理解が必要【高次脳機能障害】

今回も、前回に引き続き高次脳機能障害について言語聴覚士の視点から書いていきます。 この障害は、脳に損傷が生じ認知機能に影響を与えるもので、身体の麻痺のように外見からは分かりにくいのが特徴です。 高次脳機能障害は、2008年に診断基準が確立されましたが、未だに医療関係者や一般の方には理解が不足していることがあります。 な...Read More
高次脳機能障害とは? ACPで明るい未来を考える~言語聴覚士のお仕事~

高次脳機能障害とは? ACPで明るい未来を考える~言語聴覚士のお仕事~

今日は、高次脳機能障害の理解と、将来のケアに向けた重要なステップであるACP(アドバンスケアプランニング)について、言語聴覚士の視点から探っていきます。 高次脳機能障害は、脳に損傷を受けることで、思考や記憶、行動などの認知機能に問題が生じる状態のことです。 この障害には、いくつかの症状があります。一部の症状は、特定の部...Read More
ACP(アドバンス・ケア・プランニング)ってなに?勤労世代の未来と人生の再設計について

ACP(アドバンス・ケア・プランニング)ってなに?勤労世代の未来と人生の再設計について

今日からは、高次脳機能障害領域におけるACP(アドバンスケアプランニング)の重要性について、言語聴覚士として掘り下げています。 私は言語聴覚士として、脳卒中や頭部外傷の後遺症である失語症・高次脳機能障害の方の社会復帰支援を行ってきました。そこには、高齢者のACPとはまた違う考えや視点が必要だと思っています。 特に、20...Read More
コミュニケーション障害

発達障害だからコミュニケーションが苦手なの?

 2019年からオンラインで言語リハビリを行ってきました。これまで多くの方にご利用いただきました。最近は、オンライン言語リハビリに関心を持っていただけることも増え、とてもうれしく思います。当初は、言語聴覚士ですから、脳卒中の後遺症である失語症や高次脳機能障害、構音障害の人を対象に「リハビリ」をしようと考えていました。と...Read More
言語聴覚士のみなさん!自分の喜びとお金になる働き方になっていますか?

言語聴覚士のみなさん!自分の喜びとお金になる働き方になっていますか?

最近は個人で起業する人が増えました。働き方の選択肢が増えることは大歓迎です。でも何を仕事にするのか、迷い迷う人も多いようで、相談をうけることも増えました。   自分ができることと、社会から求められること   どんな仕事がいいのか?どんな働き方がいいのか迷う時、これを考えてみてください。 これまでの人...Read More
ことばの障害は長期で回復する!コミュニケーションを諦めないで~言語聴覚士のお仕事~

ことばの障害は長期で回復する!コミュニケーションを諦めないで~言語聴覚士のお仕事~

昨日のブログを「単なる感情論だ」と研究しかしていない言語聴覚士にディスられたが(笑)、いちお、この記事は50名以上の失語症・高次脳機能障害の方のヒアリングによるものである。これは、三菱財団と厚労省の老人保健健康増進の助成をうけて粛々とすすめているもので、今月も学会で発表する予定。単なる感情でも、正義感を振り回すつもりも...Read More
傾聴だけなら言語聴覚士は要らん!失語症・高次脳機能障害の言語リハビリ

傾聴だけなら言語聴覚士は要らん!失語症・高次脳機能障害の言語リハビリ

さて、先日、言語聴覚士向けのワークショップ「ことばが話せないという主訴。相手の会話をどう評価して、何をしますか?」を開催しました。 頂いた感想は 「こうして会話で導いていくのかと、目から鱗でした」 さらに 「私は、これまでただ単に話を聞いていただけだったかも」 というものもありました。 言語聴覚士さんが、話を聞いてるだ...Read More