オンライン言語リハビリ - 言語聴覚士のお仕事 - Page 5( 5 )

Category
【言語聴覚士の役割】失語症リハと摂食嚥下療法のこれまでと今

【言語聴覚士の役割】失語症リハと摂食嚥下療法のこれまでと今

前回の続きです。 ここで、リハに関する診療報酬の流れについて整理してみます。 2002年、リハ体系の大幅な見直しとともに、言語聴覚療法の施設基準が設けられ、言語室の環境を整え、常勤で言語聴覚士を雇用する病院が増加しました。 2006年、疾患別リハ制度の導入とともに、リハ算定期限が定められました。脳血管疾患は6か月までと...Read More
【言語聴覚士の課題】失語症リハビリの現状

【言語聴覚士の課題】失語症リハビリの現状

今日は、失語症のリハを担う言語聴覚士の現状についてお伝えしたいと思います。 2019年に実施された「脳卒中患者・家族アンケート」調査結果の5つのポイントに「失語症という後遺症に対する支援や理解が不足している」が挙げられていました。 数ある後遺症の中で「失語症」の名前だけが掲載されていることに驚きましたが、それだけ多くの...Read More
【事例から学ぶ】高次脳機能障害者の奮闘と再起

【事例から学ぶ】高次脳機能障害者の奮闘と再起

今回は障害受容と社会復帰の難しさ、その過程ついて、事例を紹介しながら言語聴覚士の視点でお伝えしていきます。 生活期事例「中途半端に生かしやがって」から「障害は個性と思う」に至るまで 今回は40代の男性のケースです。 この方は、3代目の社長として頑張っていた時期に脳出血で倒れました。 急な手術で一命を取り留めましたが、左...Read More
【事例から学ぶ】意思表出の重要性

【事例から学ぶ】意思表出の重要性

今回は意思表出の重要性について、事例を紹介しながら言語聴覚士の視点からお伝えしていきます。 (3)生活の事例「自分で何も決められない」: 意思表出の機会を奪われたまま成長今回は30代の女性の事例です。父が会社員、母親がパート勤務の家庭で育ち、小学高学年で事故にあいました。 高次脳機能障害の診断はつかず、退院したものの学...Read More
【事例から学ぶ】高次脳機能障害の長期回復と妻の役割

【事例から学ぶ】高次脳機能障害の長期回復と妻の役割

今回は高次脳機能障害の長期回復と妻の役割について、言語聴覚士の視点からお伝えしていきます。 急性期、回復期、生活期それぞれの事例を通じて考察してみましょう。​ (2)回復期事例「あのときは、すぐに仕事ができると思っていた」 長期回復と妻の役割 今回の事例は40代の男性です。妻と子ども二人、が大手スーパーの管理職として働...Read More
高次脳機能障害者と家族の心情からみる「中途障害」の難しさ

高次脳機能障害者と家族の心情からみる「中途障害」の難しさ

今回は、中途障害としての高次脳機能障害の、患者と家族の困難さを言語聴覚士の視点から書いていきます。 高次脳機能障害は、多くが脳の疾患や頭部外傷から生じる中途障害です。 健康な日々から急に障害者となることで、これまでのアイデンティティーが崩れ、将来の計画は白紙に。 この変化に戸惑い、 「どうしていったらいいのかわからない...Read More
見た目には分からない、でも理解が必要【高次脳機能障害】

見た目には分からない、でも理解が必要【高次脳機能障害】

今回も、前回に引き続き高次脳機能障害について言語聴覚士の視点から書いていきます。 この障害は、脳に損傷が生じ認知機能に影響を与えるもので、身体の麻痺のように外見からは分かりにくいのが特徴です。 高次脳機能障害は、2008年に診断基準が確立されましたが、未だに医療関係者や一般の方には理解が不足していることがあります。 な...Read More
高次脳機能障害とは? ACPで明るい未来を考える~言語聴覚士のお仕事~

高次脳機能障害とは? ACPで明るい未来を考える~言語聴覚士のお仕事~

今日は、高次脳機能障害の理解と、将来のケアに向けた重要なステップであるACP(アドバンスケアプランニング)について、言語聴覚士の視点から探っていきます。 高次脳機能障害は、脳に損傷を受けることで、思考や記憶、行動などの認知機能に問題が生じる状態のことです。 この障害には、いくつかの症状があります。一部の症状は、特定の部...Read More
ACP(アドバンス・ケア・プランニング)ってなに?勤労世代の未来と人生の再設計について

ACP(アドバンス・ケア・プランニング)ってなに?勤労世代の未来と人生の再設計について

今日からは、高次脳機能障害領域におけるACP(アドバンスケアプランニング)の重要性について、言語聴覚士として掘り下げています。 私は言語聴覚士として、脳卒中や頭部外傷の後遺症である失語症・高次脳機能障害の方の社会復帰支援を行ってきました。そこには、高齢者のACPとはまた違う考えや視点が必要だと思っています。 特に、20...Read More
コミュニケーション障害

発達障害だからコミュニケーションが苦手なの?

 2019年からオンラインで言語リハビリを行ってきました。これまで多くの方にご利用いただきました。最近は、オンライン言語リハビリに関心を持っていただけることも増え、とてもうれしく思います。当初は、言語聴覚士ですから、脳卒中の後遺症である失語症や高次脳機能障害、構音障害の人を対象に「リハビリ」をしようと考えていました。と...Read More