言葉がスムーズに話せなくても、知的機能に低下はありません(合併している人もいますが)なので、本人の前で「この人は~」とか口に出すのは控えましょう。自分のことは聞こえていると言うか、理解ができていることが多いです。よくあるパターンとしては、「いつになったら喋られるのですか?」「困るんですよ、何を言いたいのかわからなくて...Read More
話せないことをが目立つために、「話せるようになってほしい」と訴える家族さんが多いのですが、話す前にまず「聞く力」をつけることの方が大事です。 外国語の習得でも同じで、まずは理解することからですよね。 コミュニケーションは言葉以外でも図ることは可能です。特に失語症のある人は、言語以外の情報を、持てる能力をフル発揮して受け...Read More
失語症になってコミュニケーションが難しくなり、暗い表情をしているご本人を前に、何かできないかなと思う家族さまは非常に多いです。そこで、家族さまにどのような関わりが良いか、そして家族ならではの関りについてお話ししたいと思います。 早く治ってほしい、少しでも喋ってほしいという気持ちはよくわかります。だから「何かしゃべって...Read More
あなたが病気や怪我をして、病院へ行ったとする。もしかして「原因がよくわからない」と言われることもある。まだ明らかにされていない病気もあるから、それは仕方がない。または、運が悪くて、診断できる医師でなかったのかもしれない。そのときは、他の病院を紹介してもらう、または自分で探すなりして、ま、ほとんどは診断されるのではいでし...Read More
軽度の高次脳機能障害と失語症の方は、簡単な会話は全く問題がありません。本人がすごく集中して頑張って成立しているかもしれませんが、会話の相手にはあまり気づかれることがないでしょう。でも、複数の人、複雑な会話となると別です。 そして、だれでも想像できると思いますが、怒っていたり、理不尽な場面であったり、不安で心がつぶれそう...Read More
私が、このブログで、時々、ぷんぷん!と、失語症や高次脳機能障害を理解してくれない医師に対して怒ったつぶやきをしているのですが 最近は、脳神経外科の医師と話をすることが多く、仕事についてお伺いすると いや、そりゃ、たしかに、術後の経過には関心が高くても、その後の後遺症を「あまり知らない」と言われても、仕方がないかもと思え...Read More
就労世代で、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、はたまた交通事故や転倒などによる頭部外傷になってしまった人はたくさんいます。そもそもこの世代の人で脳血管疾患の治療のため通院している人は10万人以上!さらに、交通事故では年間3000人が、高次脳機能障害と失語症になると言われているくらいです。 そこそこいますよね!他人事ではあり...Read More