引き続き、脱抑制のお話をしていきます。思いついたら社会的なこと、結果も深く考えずに行動を起こしてしまうことです。高次脳機能障害の症状としては、他にも、易怒性というものがあります。読んで字のごとく、怒りっぽいこと。そもそもこの障害の人は、自分が障害を持っているという自覚も少ない人が多く「なぜ僕は入院などしているのだ」「私...Read More
昨日に続き、脱抑制について書いています。多くの人に、「自分にも、ちょっとあるかも」と思ってほしいなと思って書いています。決して他人事でなく、自分ごととしてイメージしてほしいです。 涙が止まらない 言語室で泣き出しちゃう患者さんも多いです。言語室は基本的に1対1の環境です。感情を出しやすいのでしょう。普段、他の人がいる病...Read More
あなたが病気や怪我をして、病院へ行ったとする。もしかして「原因がよくわからない」と言われることもある。まだ明らかにされていない病気もあるから、それは仕方がない。または、運が悪くて、診断できる医師でなかったのかもしれない。そのときは、他の病院を紹介してもらう、または自分で探すなりして、ま、ほとんどは診断されるのではいでし...Read More
軽度の高次脳機能障害と失語症の方は、簡単な会話は全く問題がありません。本人がすごく集中して頑張って成立しているかもしれませんが、会話の相手にはあまり気づかれることがないでしょう。でも、複数の人、複雑な会話となると別です。 そして、だれでも想像できると思いますが、怒っていたり、理不尽な場面であったり、不安で心がつぶれそう...Read More
リモートワークだ、オンラインイベントだ、一気にライフスタイルが変わりましたね。第3波がきている現状をみるに、もうコロナ前の生活に戻ることはないなと改めて思っている今日この頃です。ITリテラシーが高くない人の情報格差、コミュニケーション格差が気になっていましたが、 最近、やたらとご一緒している鈴木大介さんによると リモー...Read More
先日、「高次脳機能障害者は何に困っているのか?」をテーマに、リハビリテーション医学のレジェンドである上田敏先生と、高次脳機能障害の当事者である鈴木大介さんの対談がありました。とても貴重な映像なのでぜひご覧くださいね!私は、司会をしています。 対談はこちら(株)gene のチャンネルで! 共通するのは情報処理における問題...Read More
私が、このブログで、時々、ぷんぷん!と、失語症や高次脳機能障害を理解してくれない医師に対して怒ったつぶやきをしているのですが 最近は、脳神経外科の医師と話をすることが多く、仕事についてお伺いすると いや、そりゃ、たしかに、術後の経過には関心が高くても、その後の後遺症を「あまり知らない」と言われても、仕方がないかもと思え...Read More
就労世代で、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、はたまた交通事故や転倒などによる頭部外傷になってしまった人はたくさんいます。そもそもこの世代の人で脳血管疾患の治療のため通院している人は10万人以上!さらに、交通事故では年間3000人が、高次脳機能障害と失語症になると言われているくらいです。 そこそこいますよね!他人事ではあり...Read More