【子どもの高次脳機能障害】学校との連携ポイント
今回は子どもの高次脳機能障害についてです。
こちらの記事の続きを書いていきます
学習面においては、記憶の低下が大きな影響を与えます。
中学になると抽象的な思考が必要とされるため、高次脳機能障害に詳しくなくても、認知特性に詳しい塾が対応できる可能性があります。
私の経験から言えば、個別対応ができる塾を探すことが重要です。
ただし、高次脳機能障害という言葉を知らない相手も多いため、塾を選ぶ際には学ぶ姿勢が塾長にあるかどうかが重要です。
- 覚えるのが難しいために根気よく教えてもらいたい
- 変更やとっさのことに対応できないためにルーティンを重視してもらいたい
- 得意な分野と苦手な分野の差が大きいために得意を伸ばす方針が良い
など、発達障害の子どもたちと同じように理解してもらうことが重要です。
学校と連携を図るには、ただ先生に任せっきりにするだけでは上手くいかないことがあります。
何度も言いますが、高次脳機能障害については多くの人が知らない状況です。
- 病気や怪我の具体的な状況や後遺症、いじめに遭ったときの助けを求めにくいこと
- 物を忘れたり道に迷ったりする可能性があること
- 聞き漏らしや忘れ物が頻繁に起こること、板書が遅いためについていけないこと
など、具体的な情報をしっかり伝えることが大切です。
さらに、情報提供も重要です。
相手がどんな情報が必要かを具体的に伝えましょう。そして、学習の進捗に焦る親御さんもいますが、まずは子供の友達関係に注目しましょう。
友達関係がうまくいかないと、様々な面に悪影響を及ぼす可能性があります。必ずしも人気者であったりリーダーである必要はありません。
心地よく過ごせる友達が一人でも二人いることが非常に重要です。
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