どんな疾患であれ身体に障害があり介助や援助が必要な人や、または高次脳機能や精神疾患のように身体に麻痺はないけれども日常生活が難しくなる人の場合、当事者には、医療保険、介護保険、自立支援法など、公的なサービスや法体制が整ってきました。しかし、家族支援について、公的な支援制度はほとんどありません。そもそも障害者の家族の負担...Read More
2017年言語聴覚士学会の参加報告です。本日は、理学療法士・作業療法士協会会長から、地域包括ケアシステム時代におけるセラピストの仕事、役割についての提言をまとめたいと思います。 公益社団法人理学療法士協会会長・半田一登先生より「もっと地域に出ていきなさい」 半田先生の提言は、人口動態や医療・介護の財政事情などマクロの視...Read More
言語聴覚士の学術大会に参加してきました。絶対に聞きたい!と前日入りして、朝一番に参加したのは、竹田契一先生「日本における失語症創世記の流れと標準失語症検査」のご講演です。竹田先生は、若い頃にアメリカに渡り、失語症について学びと経験を積んで帰国された人で、日本の失語症リハビリテーションの第一人者です。 アメリカにおける...Read More
脳卒中や頭部外傷などの後遺症のひとつに、失語症があります。ほとんどの方は左脳に言語を司る言語野があり、その部位を損傷すると「聞く」「話す」「読む」「書く」の能力に障害が生じます。詳しくはこちらのサイトをご覧下さい。 リハビリってなに?失語症ってなに?〜言語聴覚士のお仕事〜 失語症とは?原因や症状、リハビリの方法や周りの...Read More
本日は、このブログに記載している高次脳機能障害者の声なき声を書いている当事者と家族さんに、友人と一緒にインタビューに行ったので、その内容を書き起こします。 入院中に高次脳機能障害はみるみるうちに良くなった。会社の帳面を理解することができて、おおまかな流れがわかった。大きな装具をつけて歩けるようにもなった。僕は退院したら...Read More
私は、病気や怪我によって障害を呈した人の、リハビリが仕事です。それでは、そもそも障害とはなんでしょうか。調べてみると障害とは、何かを遂行するときに妨げとなるもの(Wikipedia)個人的な原因や社会的な環境により、心や身体上の機能が十分に働かず、活動に制限があること(goo辞典)とされています。障害は何かができないと...Read More
私が今回、胃瘻や経鼻経管栄養法について記事を書いているのは、医療現場にいると、本人だけでなく、家族さんからも「こんなはずではなかった」と言う声を聞くからです。胃瘻についての記事を書いたあと、数名のお友達から「胃瘻をやめることができるなんて知らなかった」「こんなことならば胃瘻を作ればよかった」または「胃瘻にすれば全てを解...Read More
口から食べられなくなった場合に、人工的に水分や栄養を補充することを経管栄養法といいます。No1・No2では、その1つである胃瘻について、さまざまな誤解が生じていることを書きました。 自分が、または家族が、口からものを食べられなくなったらどうしますか?No1 自分が、または家族が口からものを食べられなくなったらどうします...Read More
このブログで連載しています高次脳機能障害者の方に、先日、医療雑誌の取材がありました。このブログを読んでいたある女性から、私に依頼が来ましたので、早速、私はこの患者さんに同行してほしいと思い連絡しました。その時の感想をいただきましたので、掲載します。社会復帰とは何かを非常に考えさせられる内容ですので、是非お読みください。...Read More